感じるのは見た目の印象

感じるのは見た目の印象

和菓子は「ほのかな香り」を持っています。加えて「移り香」があげられます。

味覚は言うまでもないです。持ち上げたときの大福の柔らかさや、楊枝を入れたときの思い遣りがある手応えなどは、口に入れる前においしさを伝えます。

餡は、そういう独特の舌触りを所持していますのです。臭覚は、和菓子には関係がないように思ってくれるかもしれない。

和菓子の世界では、「口溶け」という、口の中でさらっと解けてしまうような感覚も、もっとも大事にしているのです。桜餅の葉は食べるものか否か、悩まれたことはありませんか?もちろん食べちゃっても差し支えないが、桜の葉をむくと、餅に独特の香りが移ってることに気がつくでしょう。

次に触覚です。米の好い香り、きなこの香ばしさなど、素材の香りもあるのです。

和菓子は本来、自然の恵みの賜物つまり、素材そのものの味をどこまで引き出してるかも重要です。餅や餡の風味と、桜の葉のほのかな移り香が絶妙な調和を生み出していますのです。

そうして、口に含んだときの噛み心地や舌触りなども触覚です。さらに、なんでもない大福や団子しかし、ふっくらした餅の感じなどは、好きな人にはたまらないものでしょう。

全ての食品に共通ですけど、和菓子を前にしたんだとき、まず感じるのは見た目の印象です。「おいしそう」はもちろん、和菓子の場合は「桜の季節だ」などと四季のうつろいを視覚的に伝えてくれるのでしょう。

移り香でほのかな香りを楽しむとは、なんと風情のある感覚でしょう。


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